バチカンと中台

ロイター「ローマ法王庁、台湾との断交を検討=香港司教 」(cf. id:hmmm:20050404#p3)

 [香港 5日 ロイター] ローマ法王庁バチカン)は、中国が宗教の自由を保障すれば、不本意ではあるが台湾との関係を断絶し、中国との関係を築く方針だ。ローマ・カトリックの香港教区の責任者である司教が5日、ロイター通信に明らかにした。
 同司教は、「中国政府が中国本土において教会に本当の自由を与えてくれるのであれば、ローマ法王庁は、不本意ではあるが台湾との関係を断つ考えだ」と説明。一方で、「法王庁と話し合う前に、中国政府が法王庁に対し、まず台湾との断交を求めているのは、公正なことではない」としている。
 中国は、1950年代に外国人の聖職者を追放して以来、ローマ法王庁との関係を断っている。