国連安保理拡大問題

読売「日中摩擦、安保理改革へ影響懸念…国連官房長が論評」より

 国連のマロック・ブラウン官房長は12日、英紙フィナンシャル・タイムズとの会見で、中国の反日デモによる日中間の緊張が国連安全保障理事会の「拡大の難しさを示している」とし、安保理改革が頓挫することへの懸念を表明した。

 同紙によると、ブラウン氏は「(安保理常任理事国入りに名乗りをあげている)ドイツ、日本、インドは、それぞれの地域の声に真剣に耳を傾ける必要がある」と述べ、「それぞれの地域に対して真の責任を持つことを確約すべきだ」と注文を付けた。

 国連幹部が安保理拡大に関して、特定の国に批判的な論評を行うのは異例。