Hark! the Herald Angels Sing のデスカント

クリスマス・キャロル

  • Carols from King's (Choir of King's College, Cambridge, Grier/Hare/Wells (org), Willcocks/Ledger; HMV 5 72341 2)
  • Nöel --- Christmas at King's (Choir of King's College, Cambridge, Willcocks; Decca 444 848-2)

賛美歌などで、しばしば最後の節などに高声部でデスカント(descant)と呼ばれる対旋律がつけられる。ボーイソプラノ(treble)が歌うのを聴いていたりすると、天使が舞っている情景が目に浮かびそうに感じられることがある。

メンデルスゾーン作曲の Hark! the Herald Angels Sing という定番クリスマス・キャロルに Willcocks がつけたデスカントがお気に入り。3番の末尾の "Hark! the herald..." の herald のところで主旋律(移動ド記法で、ラーラ「ラ」ソ)の半音上にデスカント(ラーラ「♭シ」♭シ)を当てるところなどいつ聴いてもぞくぞくする。

ちなみに、King's College, Cambridge のクリスマス・サービスWikipedia)も最後は Hark! the Herald Angels Sing。今のデスカントは Stephen Cleobury によるもの。今年もBBC放送される