UCLA

朝日 - リベラル教授の「偏向」監視、議論に UCLA同窓生 (via id::RAZ)

 米西海岸のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で、共和党系の同窓生グループが、リベラルな言動の目立つ「過激な教授」の実態を暴き出そうと、在学生に教授の講義ノートや録音テープを1件100ドルで買い取ると呼びかけ、議論を呼んでいる。名指しされた教授らは「まるで(冷戦期に共産党員とレッテルをはって言論を封じた)マッカーシズム赤狩り再現だ」などと反発している。

 在学中に共和党系学生組織の指導者だった男性が、03年に卒業したあと結成した「ブルーイン校友会」がネットなどで呼びかけている。

 「授業で極端な見方を押しつけている」とみなした、リベラル派や左翼系と思われる教授ら「最悪の30人」をリストアップ。その「偏向ぶり」を裏付けるため、これまでに集めた約2万ドルの寄付金を元手に具体的な情報を集めるという。

 「最悪」と名指しされたピーター・マクラレン教授(教育学)は、朝日新聞の取材に「我々の言動や著作に対する攻撃だと思う。学生をスパイや情報屋に仕立て、教師と学生がお互いを尊重する雰囲気を損なうものだ」と憤る。

 大学当局は、学生が金銭のため授業に関する情報を提供した場合は、著作権法に触れる恐れがあると警告している。


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