諸悪の根源、過剰冷房

http://www.asahi.com/life/update/0616/007.html

ブルブル?女性専用車 弱冷房車との両立わずか
2006年06月16日13時55分
 日増しに暑くなる季節なのに、女性専用車両に乗る女性たちから寒さを心配する声が上がる。ほとんどの鉄道会社は混乱防止を理由に女性専用車両弱冷房車を別の位置にしているためだ。ともに女性の強い要望を受けて始まったサービスだが、両立は意外と難しいらしい。

 京王線で通勤する東京都多摩市の女性(32)は夏が近づいても上着が手放せない。冷え性で冷房が苦手だ。女性専用車両に乗りたいが、夜は冷房が特に利いているので避けるという。女性は「友人も同じ悩みを持っています。せめて女性専用車両は冷房を弱くできないのでしょうか」と話す。

 京王電鉄は首都圏の私鉄で最も早い01年に女性専用車両を導入した。その際「利用者が一番わかりやすい位置」として、最も新宿寄りの通常冷房の車両に設定した。「寒い」という苦情が年数件届くが、同社広報部は「暑いとの声もある。今のところ設定温度を変える考えはありません」。

 痴漢防止を主目的とする女性専用車両は昨年5月、JR東日本と首都圏の大手私鉄・地下鉄にそろった。5月15日からJR常磐線と地下鉄千代田線に導入されるなど、徐々に広がっている。

 冷房の設定温度を1〜2度高めた弱冷房車は87年にJR東日本が導入してから普及し、今はほとんどの路線にある。女性を中心に「冷房が利きすぎだ」との苦情が絶えないのにこたえた。

 ただ、相模鉄道以外の女性専用車両は通常冷房の車両だ。各社とも、男性の乗り間違いを防ごうと、先頭や最後部車両を女性専用にしたため、弱冷房車と位置が異なった、と説明する。

 ある社の担当者は「各編成に1両しかない弱冷房車を女性専用にすると、今度は弱冷房を希望する男性が困る」と話す。かといって弱冷房車を増やす動きもない。

 相模鉄道はもともと弱冷房車が2両ある。昨年5月に女性専用車両を導入する際、混雑しにくい位置を社内で検討した結果がたまたま弱冷房車に重なったという。

 女性専用車両が走るのはほとんど平日の朝と深夜だけ。その時だけ設定温度を上げることはできないのか。

 京浜急行電鉄は「設定を変える作業は車庫でしかできず、ラッシュ時は無理です」という。


悪いが全文転載。弱冷房車を女性専用にすると、きっとそこに男性が乱入してえらいことになる。これは予言しておく。