美しい日本語

asahi.com:小学校の英語「必修化の必要ない」 伊吹文科相 - 安倍新内閣

新学習指導要領の焦点の一つになっている小学校での英語必修化について、伊吹文部科学相は27日、「私は必修化する必要は全くないと思う。美しい日本語ができないのに、外国の言葉をやったってダメ」と話し、否定的な見解を示した。


伊吹大臣はまず「安倍総理が…とおっしゃった」という言葉遣いをする閣僚の日本語を正した方がいいと思う。組織外の人々に対して、同じ政党の人間、それだけでなく、同じ行政府の、同じ内閣の構成員について言及する際に尊敬語を用いるなど、とても美しい言葉遣いとは言えないだろう。たまたま目についたのはNHKが新閣僚6名に話を聞く番組での塩崎大臣の発言だが、このような言葉遣いをする政治家は他にも大勢いる。政治家の本分は美しい日本語を話すことだとは思わないし、自分だって美しい日本語を話すわけではないので、これまでは不問にしてきたが、閣僚が日本語をダシに教育を語るのであればまずは同僚の言葉遣いを正すところから始めるべきだと思う。