http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20050622i501.htm

公衆無線LAN、同業他社と相互接続…NTTコム提案
 NTTコミュニケーションズの和才博美・次期社長は21日、読売新聞のインタビューに応じ、駅や空港、屋外でインターネットに接続できる公衆無線LAN(構内情報通信網)について、NTT東西やライブドアなど同業他社と、自社の通信網を相互接続する考えを表明した。近く各社に提案する。

 接続拠点となる基地局を事業者同士が開放することで、1社のサービスに加入していれば、どの会社の基地局からもネット接続できるようになり、利便性が大幅に高まりそうだ。

 公衆無線LANは、基地局の周辺約10〜100メートルの範囲でパソコンからネットに無線で接続するサービスだ。NTT東西や日本テレコムなど計6社が行っており、計十数万人が利用している。さらに、ライブドアが7月から東京のJR山手線圏内でサービスを始める。

 ただ、現在はサービスに加入している会社の基地局しか利用できず、最大手のNTTコムで約3000か所にとどまるため、利用できる場所は限られている。

 NTTコムは、相互接続によって利用可能地域が広がるほか、各社の設備投資も効率化できるため、利用料金の値下げも期待できるとしている。