否定的なニュアンス

404 Blog Not Found:芸術とArtの違い

「芸術」だって、字だけ見ればartとほとんど変わらない。なのにどうして「芸術家」は「芸人」や「術者」とこれほど異なって見えるのだろうか。英語ではどれもartistなのに。

話しが少し脇道にずれるが、日本語の熟語には、こうして本来肯定的な意味を持つ言葉が否定的なニュアンスに浸食される例が多いように見受けられる。極端な例を挙げれば「貴様」などがそれに当るだろう。これがどうして二人称としては最大の罵倒に当るのか、日本人でもよくわからない。恐らく軍隊で濫用されたのがその原因だろうと憶測しているのだが。


「適当」、「いい加減」なんかもそうか。これらはどのようにして否定的なニュアンスを持つようになったのだろう。私は「適当」は否定的な意味では用いないけど、「いい加減」は否定的な意味で用いることが多いな。


(追記)あ、でも、「てきとー」はたまに用いるな。どちらかというと否定的なニュアンスのときもあったり。