鳩
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2006/060407.htm
やっぱり人間の感性、情念というのがなかったらね、科学者といえども、新しい発想なんかできないですよ。それを培うのはやっぱり国語力なんだよ、国語力。今の国語力じゃね、日本人として正当な情念、情操というのは全然培われてこないね、それは。私はだからね、本当にナンセンスだと思うね。英語なんていいかげんに使ったっていいんだ。通じるんだよ。英語というのはかなりいいかげんな言葉だから、文法にそれほど詳しくないし。
例えばね、「ロングタイム・ノー・シー・ユー」っていうのは「久しぶりですね」。あんなの、言葉並べただけの慣用句にもなってないでしょう。それが通じるんだからね。一番いいのは、あれだよ、イギリス人もまねしてやったら、いいんだけども、南太平洋ではやってるピジンイングリッシュ、ピジョンイングリッシュ。鳩の英語、ピジンイングリッシュというの。あれが一番簡単だよ(※)。
ちょ、おじいちゃん、それ、違うよ…。