岡崎久彦氏と「つくる会」歴史教科書

岡崎久彦http://www.okazaki-inst.jp/060826-sankei.html

...ウイル氏が歴史家としてのインテレクチュアル・ インテグリティー(知性のモラル)上、真に許せないと思っているのは遊就館の展示だと思う。

 この展示には、日本では他の国より弱いかもしれないが、世界的にどこでもある反米主義の一部が反映されている。過去4年間使われた扶桑社の新しい教科書の初版は、日露戦争以来アメリカは一貫して東アジアにおける競争者・日本の破滅をたくらんでいたという思想が背後に流れている。そして文部省は、その検定に際して、中国、韓国に対する記述には、時として不必要なまでに神経質に書き直しを命じたが、反米の部分は不問に付した。

 私は初版の執筆には全く関与しなかったが、たまたま機会があって、現在使用されている第2版から、反米的な叙述は全部削除した。


岡崎氏らしいことではあるが、へぇ〜。